永久磁石バイス TMJ-250

TMJシリーズ片面永久磁石バイスは、従来型工作機械とCNC工作機械の両方で、研削、切断、穴あけ、フライス加工に幅広い用途があります。このバイスは、耐久性の高いネオジム磁石をベースとしています。電源を必要としないため、ユーザーにとって安全です。

チャック本体は、均一なスチールブロックに2つのポールピースをネジ止めして作られています。さらに、偏心パッキングプレートがポールピースに取り付けられており、高い加工力で水平面のワークをより確実にクランプします。磁場は、ボックスレンチを使って右または左にそれぞれ180°回転させることでオン/オフできます。

ユニバーサル片面マグネットバイスは、強磁性ワークピース（鉄、構造用鋼、合金鋼、鋳鉄など）をクランプするために設計されています。バイスの剛性とネオジム磁石のパワーにより、重量のあるワークのクランプが可能です。また、寸法が小さいため、1つのクランプ位置でワークを5方向から加工できます。TMJシリーズのバイスは、水やpH8.7以上のクーラント液に耐性を持ちます。

両側のマグネットローラーのピボットにより、2台以上のバイスを1セットにすることができ、長尺ワークのクランプが可能です。

クランプ力に影響するパラメータ

• 材料の種類- 鉄の含有量が高いほど磁気特性が向上します。
  - 低炭素鋼 (St3s) - 100%
  - 高炭素鋼 - 90%
  - 低合金鋼 - 75%
  - 鋳鉄 - 50%
  
  
• 表面品質- ポールピースとクランプされるワークピース間の非磁性ギャップの大きさ（ギャップが大きいほど、クランプ力は小さくなります）。試験にはSt3s鋼のフライス板を使用。
  
  
• クランプされる材料の厚さ- クランプ力を100%得るためには、ワークピースの厚さは少なくとも15 mmでなければならない。

• クランプされるワークピースの形状- 全保持力を得るためには、クランプされるワークピースのサイズはチャックの作業領域以下である必要があります。

利用可能な TMJ チャックの概略図と寸法を以下に示します：