永久磁石チャック（正弦） TSJ-3015A

TSJシリーズ長方形永久磁石正弦チャックは、研削、フライス加工、放電加工の際に、強磁性工作物（鉄、構造用鋼、合金鋼、鋳鉄など）を水平位置および52°の角度でクランプするように設計されています。チャック本体は単一のスチールブロックからなり、トッププレートはスチール製と真ちゅう製のラメラを交換可能に配置しています。スチール製ベースは高い剛性を確保し、研削精度を高めます。TSJシリーズのチャックにはネオジム磁石が使用されており、最大限の把持力が得られます。

チャックのベースとサポートローラーの間にゲージブロックを挟むことで、チャックを必要な角度に設定することができます（ブロックの高さは、取扱説明書に添付されている表に従って選択します）。また、精密分度器を使って必要な角度を設定する方法もある。

チャックの剛性構造により、非常に精密な加工が可能になり、また、その密閉性により、クーラントを使用する作業や、完全水没状態での作業にも使用できます。ワークを斜めにクランプしやすくするため、チャックには位置決めに便利なストップレールが付いています。

ポールピッチ（1.5±0.5mm）により、さまざまなサイズのワークを保持できます。ポールピッチ図

クランプ力は以下のパラメータに依存します：

• 材質：
  （クランプ力は鋼中の鉄の含有量に比例して増加します）
  
  - アームコアイアン 100％
  - 低炭素鋼 90％（St3s）
  - 高炭素鋼 80％（St45）
  - 合金鋼 70％（Corrax）
  - 高合金鋼 65％（1.2436）
  - 鋳鉄 50
  
• チャックとクランプされたワークピースの表面の粗さ:
  
  - Ra が 0.08 µm までのもの 100%
  - Ra が 0.20 µm までのもの 90%
  - Ra が 1.25 µm までのもの 70%
  - Ra が 6.30 µm までのもの 50%
  - Ra が 25.00 µm までのもの 30%.
  
• クランプされたワークピースの厚さ （テストは、20 x 20 mm のアームコ鉄板で実施）：

• 接触面積- 良好な保持を確保するため、ワークピースは3 mmより短くすることはできず、さらに小さな面の場合は補助プレートで囲む必要があります。1^cm2あたりの最大把持力は、ワークの面積が約4^cm2の場合に得られます。ワークの面積がさらに大きくなっても、クランプ力は上がりません。また、クランプするワークがチャックに対して平行であることも重要です。なぜなら、わずかな粗さであっても、クランプ力の低下を引き起こすからです。チャックの設計により、厚さ5mmまで研磨することで作業エリアを再生することができます。

当社が提供する長方形永久磁石正弦チャックを以下に示します：

- マグネットチャック

- ボルト付きストップレール 2セット

- 磁場をオンにするための六角レンチ - 1本